大学病院に入院したら「教授総回診」が本当にありました!
白い巨塔などドラマの中の話だと思っていましたが雰囲気こそ違えど教授・医師・婦長さんが大行列でいらっしゃいましたよ。
医師の回診は日に一度は必ずあり何の処置がなくても先生たちのグループに一度は会える安心感がありました。
大学病院の教授の総回診は本当にある!入院中の医師の回診
私は2か所の大学病院に入院しました。
1か所は1週間しかいなかったので教授総回診があったかわかりませんが医師の担当グループでの回診が日に一度、夕方にありました。
もう一か所の病院で出会ったのが「教授総回診」
その病院ではその科の主任教授が週に一度すべての患者を診て回る総回診がありました。
この方法も病棟によってさまざま。
3つの病棟に入院したので全ての病棟の総回診を紹介します。
大学病院の教授総回診 その①
最初に入院した病棟の総回診が一番盛大?でした。
ある曜日の午後、まずは放送が入ります。
「○○教授の回診です。」
そのあとは覚えていませんが患者様はベッドの上でお待ちください、というような内容だったと思います。
この放送のあと看護師がベッドのカーテンをすべて開けに回り横になって待つように言われました。
教授が回ってくる前には看護師さんがチェックしに来ます。
教授が来るとベッドサイドにある体温や血圧が記入された紙を見ながら病名や入院の目的、最近の処置や病状を担当医が教授に説明。
教授の周りには担当医とチームの先生方、婦長さんがいて後方には自分を担当してくれている以外の先生が大勢います。
その後教授と一言二言会話をして終わりです。
大体調子はどうですか?とか食事はとれていますかとか頑張りましょうねとかそのくらいです。
放送の後に病室を出たら病室にいてください!とすぐに看護師さんに声をかけられ不在だと怒られるようです。
大学病院の教授総回診 その②
次の病棟は放送はなし。回診は朝の外来が始まる前でした。
その日は朝早くに担当医が来て体調などを確認、元気ですよなどと伝えると、じゃあ今日は回診あるからそう伝えてねと言われました。
教授が来てからの流れや人数は同じ。
事前チェックがありカーテンが開けられることがないくらいの違いがありました。
細かいやりとりを担当医としたり退院の判断をしたりということがあり廊下に出てからも教授と担当医がやり取りしている場面も見かけました。
大名行列というほどきれいに並んでいませんが病棟の廊下を先生たちがずらずらと並んで移動しているのはドラマのようです。
大学病院の教授総回診 その③
緩かったのは3つめの病棟です。
放送も事前チェックもなく突然来ます。
でも不在だと怒られます。
一度下膳に行っている間に来たようで下膳から戻ったら廊下にいた教授のところまで連れていかれました。
内容や人数はどこも同じで嫌な感じはあまりしませんでした。
大学病院の医師の回診
担当医とそのチームの回診は毎日ありました。
主治医として1人の先生の名前がベッドに書いてありますが実際は4~5人の先生がチームで診てくれます。
回診の時間は大体夕方、朝は担当医が顔を出してくれるかチームの若い先生が様子を見に来てくれることが多かったです。
午前中は手術や外来が多く先生が入院患者のいる病棟に来るのは外来の前か午後が多くなります。
痛み止めがほしい、食事の量を変えてほしいなどこういったタイミングでお願いします。
入院中はなにごとも頼んでから時間がかかるので早めに頼みましょう。