入院は個室?大部屋?個室入院のメリットとデメリットと相部屋の差額ベッド代

入院 個室 メリット デメリット
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入院は個室?大部屋?個室入院のメリットとデメリットと相部屋の差額ベッド代

入院生活において、個室か大部屋かを選ぶのは悩みの一つです。個室入院には大きなメリットがありますが、料金以外にもデメリットも存在します。料金面だけではなくそれぞれのメリット・デメリットを理解した上でどっちを選ぶか考えてみましょう。

病院の個室利用には、保険が適用されない差額ベッド代がかかります。この個室料金は病院側の都合や治療のための選択でない限りは患者の自己負担となり、大部屋との料金差を全額実費で支払う必要があります。金額は施設によって異なりますが、1日あたり数万円と高額になるケースも。

個室だけでなく2人部屋や4人部屋といった相部屋でも差額ベッド代の発生する部屋が用意されている病院も。大部屋よりは快適で個室よりはリーズナブルば有料相部屋についても紹介します。

入院は個室?大部屋?個室入院のメリット

・プライバシーが守られる
個室は当然ながら独立した空間になるため、周囲の目を気にすることなく自由に過ごせます。医師との会話が同室の患者さんに聞かれることがありません。

・静穏な環境で療養可能
個室は防音効果が高く、周りの音に気をつぶされることがありません。落ち着いた環境で休息をとれます。テレビを見るときにイヤホンをしなくてよかったり自由に電話ができたり荷物の出し入れの時に音を気にしなくてよかったり。自分の出す音を気にしなくていいというのも快適です。

・面会や付き添いがしやすい
家族の面会や付き添いがプライベートな空間でできる点は大きなメリットです。大部屋では相部屋の人に気を使って面会はロビーや面会室でという病院も多いですし会話がすべて筒抜けの状態のお見舞いは気を使います。手術があるときには付き添いの家族が個室で過ごせるというのも気楽です。泊まり込みの付き添いならなおさらですね。

・使えるスペースが広い
大部屋では床頭台とベット1台をカーテンで覆ったスペース+ロッカー程度が自分の使えるスペースになります。個室の方が1人当たりのスペースは広がるので入院時の持ち込んだスーツケースが邪魔にならないなどのメリットは大きいです。

・感染リスクが低い
コロナ禍を経て一番感じるメリットはこれ。個室なら他の患者さんとの接触が少ないため、感染リスクは低くなります。

・トイレや洗面台、シャワー、冷蔵庫など自分用の設備がある
これは個室の料金や病院の設備によりますが個室になると トイレや洗面台、シャワー、冷蔵庫など 専用の設備がつくことがあります。大部屋だと冷蔵庫が共有で名前を書いて入れておいてもなくなっているなんてこともありますしトイレは遠くて他人と共用、洗面台は混雑して順番待ち、シャワーは予約制で好きな時間に入れないなんてことも。それらの設備がついている個室を選べば問題は解決です。
応接セットやいすがある個室だとベッド以外の居場所ができるもの気分転換にいいですしお見舞いや付き添いの人が楽です。

入院は個室?大部屋?個室入院のデメリット

・料金が高額になる
個室は大部屋に比べて料金が割高になります。この費用負担が重くのしかかることが一番のデメリットです。一人部屋の個室だと地方の古い病院でも数千円からですし都心の大きな病院だと一人部屋は3万円~なんてところも。こういった病院では2人部屋など個室ではないものの大部屋よりは快適に過ごせる選択肢を選ぶのも〇。
入院期間、料金、加入している医療保険など総合的に判断して個室か大部屋かは選びましょう。

・医療スタッフやほかの患者さんの人目が少ない
個室では、スタッフや他の患者さんに目がないので緊急時などの気づきが届きにくい面があります。転倒してしまってナースコールに手が届かず……なんてときに大部屋だと他の患者さんの目もありますし多くの患者がいる分医療スタッフの出入りも多いので安心感はあります。もちろん容態が悪い時には観察室など目につきやすい病室になるので基本的には問題ありません。

・孤独感や疎外感
1人きりの個室だと孤独や疎外感を覚えることもあり得ます。入院患者同士の情報交換は案外役に立つもので、私はデイルームにトースターがあってパンを焼けることを同室の患者さんに教えてもらったり、同じ手術を先に受けた患者さんに術後の痛みやケアについて教えてもらえたりと大部屋でのメリットも感じました。

個室選択の判断には、入院の長期化を見据えた上で、プライバシーの確保へのこだわり度合いと、料金の許容範囲をしっかりと見極める必要があります。メリット・デメリットを自分自身に当てはめて、最適の環境を選ぶことが重要です。

私は料金の問題さえクリアできれば個室はメリットの方が大きいと思います。例えば「医療保険の日額が差額ベッド代以上あり」「手術代など大きな医療費は追加で支払われる」といった条件なら個室を選びます。

個室でも無料の大部屋でもない差額ベッド代の発生する大部屋 有料相部屋について

差額ベッド代が発生するのは実は個室だけではありません。2人部屋や4人部屋といった相部屋でも有料のケースが存在します。例えば通常の大部屋は6人部屋で4人部屋は有料というケース。各ベッドのカーテンの間が広くなったりならなかったり部屋専用のトイレがついたりつかなかったりと有料になることに伴い得られるメリットはそれぞれですが3千円前後からといった手ごろな価格帯です。リーズナブルな価格でも大部屋で有料になると選ぶ人はぐっと減るのでベッドの空きは多く割と快適。4人部屋はベッドとベッドの間というはずれがないので過ごしやすいです。

都会の病院に多いと感じたのは2人部屋。個室は3万円、二人部屋なら1万円という病院の二人部屋に入院しました。相部屋の人が1人になるのでこの引きが悪いと特定の個人にイライラが向くことになり意外とストレス。いい人なら快適です。部屋付属の設備も二人で使うので4人部屋よりも待ち時間は少ないですし相方ガチャ次第。

他にも窓側は有料など差額ベッド代のパターンは病院それぞれ。計画的な入院なら事前に病室の種類と設備と料金の差をチェックしてよく考えて選びましょう。

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